グループ3

問題
思考問題型

校風
面倒見がいい型

高い思考力を求める入試をくぐり抜けてきた子供たちが集まっているうえ、さらに生徒と教師の距離が近く、面倒をよく見てくれる。ただし、男子校か、女子校か、共学校かで特徴が違ってくる。女子校の場合、生活指導やしつけがしっかりしており、男子校や共学校では、学力面を管理してくれる傾向がある。


桜蔭は首都圏の女子のトップ校。校則は厳しく、制服が乱れている生徒を見ない。お辞儀やお茶の作法を習う礼法の授業があり、生活指導は行き届いている。豊島岡女子学園などは運針(裁縫)の時間が毎朝あり、心の乱れを把握するなど生活面に気を配る。また大学進学に強い意識づけを行っており、クラブ活動は時間を制限。キリスト教の教えに基づいた教育の普連土学園も毎朝の礼拝があり、生活と学習両面においてきめ細かな指導が行われる。栄東開智、関西の西大和洛南などは、学習面での強いサポートが特徴。予備校型の手法を取り入れたり、成績不振者には補習があったりと、成績不振は学校の問題という認識に基づいた指導が行われている。桜修館小石川など公立中高一貫校もこのグループ。中学段階では学習習慣をつくり、高校では比較的生徒の自主性に任せる傾向がある。

※入試傾向は年ごと・教科ごとに異なる場合がありますので、あらかじめご注意ください。校風はお子さまにより感じ方がさまざまですので、異なる感じ方をするお子さまもいらっしゃいます。

監修:サピックス小学部 広野雅明 大学通信=データ協力