グループ1

問題
思考問題型

校風
自由型

男子の御三家をはじめ、ほとんどが伝統あるトップレベルの進学校。入学後、授業のレベルは高く、進むスピードも速い。質問をしたりアドバイスを求めると、たちどころに適切な助言をしてくれる優秀な先生もそろっている。しかし、必要以上に手助けしてくれるわけではないので、自分を律することができない子供は落ちこぼれる危険性もある。


開成は東大合格者数日本一で知られる名門校だが、校則はほとんどなく、学習も生徒の自主性に任せられる。このグループは学校行事が生徒主導で行われることが多い。開成の体育祭同様、麻布武蔵筑波大駒場も文化祭や体育祭などが生徒主導で企画・運営される。理科では本格的な解剖実習なども多く「小学生から大学生になったみたい」と言う保護者も。2010年に中学部が開設された男子校の早稲田大高等学院は、早稲田実業などの系属校とは違い早稲田大学進学が前提ということで、大学進学が目的ではない自由な学びが受けられる。関西では男子の2トップである甲陽学院、女子の伝統進学校、神戸女学院がこのグループ。グループの特徴としては、学習面でも生徒の自主性を重んじるため、受験指導はほとんどない。「成績が落ちたら特別補習をしてほしい」という手厚い学習サポートを期待するご家庭には、向かないと言える。

※入試傾向は年ごと・教科ごとに異なる場合がありますので、あらかじめご注意ください。校風はお子さまにより感じ方がさまざまですので、異なる感じ方をするお子さまもいらっしゃいます。

監修:サピックス小学部 広野雅明 大学通信=データ協力